Temple Basin テンプルベイスン

【クラブ】
アーサーズパス国立公園に位置するこのスキー場は、南島では歩いて登るスキー場として有名です。位置・地形的に雪が多いけど、北向きで日当たりがよく、オフピステでの滑降が無限に楽しめるという事で、スノーボーダーが選ぶNo.1スキー場にも選ばれたことがあります。

*大きいマップはこちら(19KB)

スキー場最高地点
1753m
標高差
427m
総面積
320ha
雪上車
なし
コースレベル
初級25%、中級50%、上級25%

*各レイティングについてはスキー場についてを参照してください

アクセス

 国道73号線のアーサーズパスの町を越えてすぐ(約4km)のところにスキー場の標識が出ていて、そのあたりが駐車場となります。クライストチャーチからはおよそ157kmです。スキー場はこれより歩いて50分ほど。荷物はグッズリフト(専用のロープウェイ)で上げてもらえます。実際車を走らせるのは国道のみですが、雪が多い地域ですので積雪・凍結には充分注意が必要です。クライストチャーチとウエストコーストを結ぶシャトルバスで駐車場まで行く事が出来ます。このあたりのスキー場ではめずらしく、自分で車を運転せずに行けます(歩きますが・・・)。また、アーサーズパスの町から、タクシーサービスもあります。グッズリフトは通常平日は9:00〜11:30、土日9:00〜正午が運行時間です。この時間は天候などによって変わります。時間外は自分で荷物を運ぶことになってしまうので注意しましょう。
*クライストチャーチ〜ウエストコーストのシャトルバス
Coast To Coast Bus / 0800-800-847(NZ)
*アーサーズパスのタクシーサービス
The Mountain House Taxi / 03-318-9258(NZ)

リフト★★
ロープトウ4
 実際は3つしかロープトウは確認できませんでした。ロッジ前のテンプルトウを登るだけでは、滑る範囲が限られてしまうので、そこからトラバース約10分(!!)、裏手のダウンヒルトウ上部からハイクアップやトラバースで、広大なバックカントリーを楽しみます。このスキー場はリフトのみでは滑られる範囲が極端に狭くなってしまうので、体力を惜しまずどんどん歩いて登って、お気に入りのコースを見つけよう。標高差は比較的少ない割に、総面積が広いので1日では滑りきれないです。
施設★★★
 グッズリフト終点付近にロッジがあり、そこがスキー場のベースとなります。メインロッジにはダイニング・キッチンがあり、スナックなどちょっとしたものは売っているようです。でもランチは持参した方が良いでしょう。スキー・ボードレンタルが山の上でできます。
メインロッジのダイニングルーム
宿泊した時もここで食事を取る
バックカントリー★★★★
  ここでもスキー場全体がバックカントリーのようなもので、コースはいく通りも選べます。テンプルトウからダウンヒルトウへ周って、Mt.Blimit 下部のシュートを狙ってもいいし、Mt.Cassidy yまで大きくトラバースし、ベースに向かって滑り降りると結構な距離が楽しめます。スキー場の境界線を越えて滑るには、それなりの装備・技術と地理的な知識が必要です。でもここはスキー場内で充分堪能できると思いますが。
*バックカントリーの様子はこちらからも
宿泊
 スキー場には宿泊施設があります。120人収容可能の施設を持つので、学校などの団体が入る場合もあるようです。スキー場までの歩きを考えると、通うより泊まって楽しむ方がいい雪を楽しめる確立が増えるでしょう。このロッジは1泊2食のほかに、6泊7日食事全てとリフトチケット込みのお得なウィークパッケージもあります。また一番近い町のアーサーズパスには、バックパッカー・モーテルがあり、クライストチャーチからはバスのほか列車も出ています。
ロッジのベッドはこんな感じ
寝袋やトーチは持参します
その他
 ここでも他のクラブスキー場と同じく、明るくフレンドリーなスタッフがいろいろ面倒を見てくれます。山の上で飽きるほどバックカントリーを味わいたい人是非行って見てください。必ず人に自慢したくなる体験ができるでしょう。トラバースは多いけど、ボーダーには特にお薦めです。