bleem! for DREAMCAST

custom-tuned to turbocharge GRAN TURISMO 2

販売:bleem

「後編・実際に動かしてみようか」

さて、実際に動かして見ましょうか。パッケージは、まるで雑誌の付録か店頭配布の体験版か何かのような紙のパッケージにむきだしで入れられているだけ。説明書の類も特に何もありません。強いて言えばパッケージの裏側が説明書です。 まぁ、使い方に関しては某Boot CDとかGame Sharkとか使ったことがあるような人ならば迷うこともないでしょう(笑)。
パッケージに書かれているのは大体こんなところ。
・All regions supported - Works with any version of GT2,on any Dreamcast!*
(全地域対応。どのバージョンのGT2でもどのドリームキャストでも動きます!*
・Works with standard Dreamcast controllers and steering wheels
(通常のコントローラーとハンドルコントローラーが使えます)
・Save & load games to regular Dreamcast VMUs(requires dedicated VMU)
(通常のヴィジュアルメモリユニットにセーブ・ロードを行います(専用の(訳注:空の)ヴィジュアルメモリを必要とします)
・PAL Extended - no borders on PAL TVs!
(PAL拡張)
・Compatible with VGA boxes
(VGAボックス対応)
・Jump-Pack vibration support
(振動バック対応)
・Compatible with bleempod for use with Playstation controllers and memcards
Bleempod(日本では未発売らしい)使用でPSのコントローラとメモリーカードに対応。
*IMPORTANT! bleem! only works with MIL-CD compatible DREAMCAST consoles manufactured before October,2000. Check the date on the bottom of your Dreamcast before buying bleem!
(重要! bleem!は2000年10月以前に製造されたMIL-CD対応のドリームキャスト本体でのみ動作します。bleem!購入前にお持ちのドリームキャストの底面をチェックしてください。)
(訳注:日本のドリームキャストにはとくに製造日の記載などはないようです。日本版の場合は前述のように外箱の対応表を参照してください。)

前置きが長くて長くて大変でしたが(笑)、では実際に動かして見ましょう。うちの本体は湯川専務の箱だったし、以前にもDC用のMP3プレイヤーとか、GAME SHARKなんかを動かしたことがあったので、CDからの起動は大丈夫です。
空のヴィジュアルメモリを用意して、いよいよbleem!のディスクを…といいたいところですが、ここでそのディスクに注目。ディスクの盤面がえらいことになっています。実はPC版のbleem!もそうだったので、見たことのある人はわかるでしょうが、通称『年輪プロテクト』とか『バームクーヘンプロテクト』とか言われる強烈なプロテクトが施されています。どうやら、データの記録してあるところ、されていないところというのが飛び飛びになっているらしく、それがCloneCDさえギブアップするという(笑)プロテクトになっているようです(まぁべつにコピーする気はないのでいいんですが。)。興味のある向きはCDR JAPANさんに行ってみるといいかもしれません。
さていよいよスイッチ・オンです。おなじみの坂本龍一作曲のサウンドロゴの後に見慣れたセガロゴ…と言いたいところですが、この画面、いつもと違います。

セガロゴいつもと違う(640×480、50キロバイト前後。以下同)

いつもの『Produced by or under licensed from SEGA Enterprises』とある下に、
Correction: bleem! was NOT developed under license from anyone. For proper legal stuff regarding any title used with bleem!,ckeck the manual that came with the game.
とある。 『セガ製、あるいはセガのライセンスを受けている』とある下に、『訂正:bleem!はライセンスを受けて開発されたものではありません』とわざわざ書いてある。なんだかなぁ。シャレの効いた書き方ではある。

その後、bleem!のタイトルが出てくる。ここでGT2のディスクを入れればいい。

bleem!のタイトル画面。

下にもあるように、ABXYそれぞれのボタンを押すと画面が変わって操作方法、セーブについての説明、バグについての説明(前編で述べたとおり)、クレジットが出る。これは見たとおりなので略。
ではまず、アーケードモード(赤いディスク)。オープニングムービーはとくに変わりなし。まぁ、ね。
ちょっと軽くやるのならこっちでもいいですが、メインのグランツーリスモモード(青いディスク)に行ってみましょう。
グランツーリスモで一番悩むのが、最初の1,000,000円で選ぶ最初の車。某Dが頭文字のマンガの影響かAE86スプリンター・トレノが1台目っていう人が周囲では非常に多かったんですが、マツダ・ランティスにしてみました。免許を取ったときに欲しい車第2希望だったんです:)
あからさまに余談ですが第1希望、要するに今乗ってる車はこれだけたくさん車が出てくるこのゲームにすら出てきません。PCエンジンの『ゼロヨンチャンプ』くらいじゃないですか?これが出てくるのは(笑)。

ランティスその1
ランティスその2
ランティスその3
ランティスその4

絵がきれいなのはこの際言うまでもないですが、気がつくのは、実に細かいところまでテクスチャのデータを持っているということ。それは後述するとして、そのグラフィックにかかったエフェクトの弊害か、ライセンスモードや、ガレージなどでの説明文がちょっと読みにくいような感じです。

車の説明文(MAZDA AZ-1 A-spec)
車の説明文(Mitsubishi Ecripse)

…と、ここまで、画面撮影もかねて進めてきたんだけど、GT2にはそういえばウォッチモードがあった…(笑)わざわざ進めながらやらなくてもこれ使えばいろいろな車の絵が手に入るじゃないか。
というわけで、いろいろキャプチャしてみました。

初代 Savanna RX-7 その1
初代 Savanna RX-7 その2
AUTOZAM AZ-1 A-spec
Plymouth PT Spyder
Lancia Stratos

RX-7のリアビューや、PTスパイダーのヘッドライト周り(こっちはちょっとわかりにくいかも)、あと、上のランティスその4あたりを見れば、ナンバープレートに字が書いてあったりして非常に細かいテクスチャのデータを持っていることがわかると思います。
スポンサーロゴがたくさん貼ってあるレーシングスペシャルモデルやラリーカーのほうがわかりやすいかな?
Ford Escort Rally car
RAIBRIG NSX
STP TAISAN VIPER
TAKATA NSX
cdmaone Cerumo SUPRA
RE雨宮RX-7

…いかがなもんでしょう?情報が少なくて(なにしろ本家のサイトにもたいしたこと書いてないもんで)画面写真も見てみたいけど同じようなものばかりで…とか、うちのDCでもできるのか?とか疑問に思っていた人とかいろいろいると思うんです。そんな人の役に立ってくれれば幸いなんですが…。
とにかく、プレイステーション2のグランツーリスモ3をまだ持ってない人にはお勧めです(笑)。そうでなくても、GT3はGT2よりも登場車種が少なくて、中古車市場もないという話なので、私みたいに使う車種が偏ってたりする人にはGT3よりもこちらのほうがお勧めなのかもしれません(笑)。 気が向いたら画像追加したり入れ替えたりしようかな?

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