-----Always Special Morning 3-----
和やかな本日の浅川家の食卓には、白いご飯に豆腐とワカメのみそ汁、サンマの塩焼きにキュウリの漬け物と納豆と言う、日本の朝食の定番メニューだった。浅川家の食事は和食には限らないが、朝は和食の方が多い。
朝はしっかり取る、という俊作の心遣いの元ゆえである。
「パパ、きょうはー?」
「今日はいつも通り帰れるぞ」
「そうなの?」
和行の仕事には一応、定時はあるがあってなきが如しの仕事ゆえ同じ時間に帰られるとは限らない。なのにこの発言だ。俊作が吃驚しても不思議はない。
「ああ。今日は何も起こらないだろうしな。大丈夫だろ」
何かそう言える確信でもあるのだろうか。
自信満々にきっぱりと言う旦那様に首を傾げていたが、
『そんなことはどうでも良いか。和行さんが早く帰ってくるのはおれも嬉しいし』
にっこりと嬉しそうに笑う。
「陽一、お魚さんも食べるんだぞ」
にこにこ笑って和行を見ていたはずだが、さすが母親だけあって目敏く見咎めて注意する。
「はぁい」
母親の言うことに間違いがあったことは、過去に一つもない。
だから陽一は俊作の言ったことに逆らったことはない。
―――――ちょっとした駄々をこねることはあるが。
「パパぁ」
食べる手を止めてじっと父を見上げる。その視線と仕草は、陽一が何かをお願いする時のモノだ。
「ん?何だ?」
「おふろいっしょにはいろ〜」
ささやかな小さな願い。だが陽一にとってはこの上なく重要な願い。
何故と言って、和行と共に入浴することは週に1度か2度、良くて3度なのだから父親とのスキンシップを求めるなら一緒に入るのが一番なのだ。
「よし、一緒に入ろうな」
「やくそくだよ〜?」
「約束だ」
「げんまん」
「げんまんだ」
「やったぁ♪」
本当に嬉しそうに笑う陽一を、微笑ましげに見つめる父母。こんなささやかな願いならいくらでも叶えようというもの。
「良かったな、陽一」
「うん♪」
満面の笑顔で喜ぶ陽一の頭を、俊作がくしゃりと撫でてやるとこっくりと深く頷く。嬉しくて嬉しくて体いっぱいでそれを表現する息子が、二人はとても愛しそうに見つめる。
「ママ〜」
「うん?」
優しい俊作の手に何かを思いついたのか、これまた『お願いモード』を発生させる。
「ママもいっしょにはいろ〜」
何の打算も企みもない無邪気なお願いに、撫でる俊作の手が止まった。
和行の表情も凍った。
その場に『ビシィッ』と音が鳴ったのは気のせいではあるまい。
和やかな浅川家朝食の席に、突如冷たい風が吹きすさぶ。
さぁ、どうする浅川夫婦!一緒に入るのか!?(笑)
乞うご期待!←しねぇって?
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<のりこさんのコメント♪>
ふっふっふ………出来たぜ、べいべー(爆)
これの続きはまた後日♪
…………また変なトコで区切ったなぁ(笑)<自分←もったいつけるの好きなの♪
すみません忙しがっててすっかり時間が経ってしまいましたが
若奥様第3段でございます〜。
しっかしますます陽一くんになりたくなる俺。
だって青島くんとお風呂・・・あのお背中を流したり、
一緒に湯船につかったり、一緒に100まで数えたり・・・
目の前に青島くんのぴっちぴちの(死語)裸体が・・・げふげふん。
ってそんなヨコシマな目で見てたら、たとえコドモでも浅川パパにシメられちゃうこと
間違いなしなので自粛自粛。←容赦なさそうなんだもん、パパ
来週はあまり忙しくなさそうなので、すぐに続き載せますねん。
ていうかお前もそろそろなんか書けよ〜。
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