8月3日(月)(続き)ふとん寝
長らく続いたキャンプ生活もひと段落。今夜からはヤド泊によるサイクリング部全体合宿が始まる。風呂に洗濯、畳でゴロゴロ。ああ民宿。
明日からも楽しみである。
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8月4日(火)おしゃ・まんべ!
右手に灰色の噴火湾を眺めつつ、1年生S河辺君の、まさに爆走には丁度良い先導ペースで距離80km、昼には長万部に着いてしまった。さっそく、名物の“かにめし”を食堂で食べる。だれだ「名物にうまいものなし」だなんて言っているのは。うまい、と思うよ。
旅館に荷物を置いてチャリを軽くしてから、少し内陸に登ったところにある温泉へ行く。“二股ラジウム温泉”といい、世界に2つしかない泉質を誇るのだそうだから、入らない訳にはいかない。その温泉宿に、外来入浴だ。
男女別の小浴室もあるが、岩風呂は混浴。丁度、2家族ほど入っていた。私はとあるオッサンと旅の話をしながらの入浴。ハダカの付き合いってやつ。
温泉宿の前には、キツネが何匹か。かわいいけれどエキノコックスの危険があるので、近寄りたいような、近寄りたくないような。
自分の体は、疲れが蓄積してきているみたい。ヘトヘトになっている。長万部の旅館に帰り、“高張性”がウリの長万部温泉にも入る。熱くて、好き。
ところで長万部と言えば、由利徹のギャグ「おしゃ・まんべ!」だろう。食事の際、その話をしたら、今の若い連中、誰も知りよらん。しかし隣のテーブルに居た1年生・野D君の顔が一瞬ニヤッ、としたのを私は見逃さなかった。やはり彼は知っていた。古いぞ!
8月5日(水)昼と夜
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8月6日(木)北酒場
今日からはようやく2年前の個人ランルートをそれ、まずは北へ向かう。しかし体調がおかしい。ペダルを漕ぐ足にパワーが乗らず、みんなに遅れがちになってしまう。ここは辛抱の時だ。
真狩村には、当地出身の細川たかし記念像があった。像に手をかざすと、ヒット曲(4つ)を歌ってくれるものだから、観光客が手をかざしまくる。隣の芝地で昼食を取っていた我々、すっかり細川たかしの歌声が耳に焼き付いてしまった。
古びた商店では、北海道限定コアップガラナを発見。Dr.ペッパーとどっちがまずいかで論争になった。
雲に隠れる羊蹄山を左回りにぐるっと走る。名水“ふきだし湧水”は水量が豊富で、冷たくておいしかった。ウイスキーの水割りも作ってみた。倶知安の某コンビニにはワインの試飲コーナーがあり、我々は少し酔っ払った。
宿はニセコの“田舎宿キートス”。スウェーデン料理の後は、部屋でウクレレ。友人と三部合唱までして、大満足。
8月7日(金)ウイスキーガブガブ
朝食うまい。コーヒーがうまい。トマトジュースがすごくうまい。いい宿だった。
今日もまたコンビニでワインの試飲して、羊蹄山に別れを告げ、北へ走る。仁木町ではパイの店でコーヒーセットを頂く。
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8月8日(土)「オカベ〜〜!!」
ペアランの相手は、1年生のK藤君。まずは小樽運河を散策してから、とっとと札幌の旅館に荷物を置きに行き、昼食は北海道大学の学生食堂。私は筑波大学の学食でバイトの身だから、偵察も兼ねているのだ。勝敗は・・・、ピー。
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