松本市街北東にある、浅間温泉や美ヶ原温泉の裏山をなす丘陵。美ヶ原・袴腰山から伸びる尾根の末端で、大正山1060mを中心に小ピークが点在する。人工池の美鈴湖は観光で賑わったが、今は釣り人と酔狂なサイクリストが訪れる程度の静けさである。
2002年に大きな山火事があり、浅間温泉近くから大正山にかけては禿山と化した。副産的に見晴らしの良い場所が増えたが、新たな植林が根付き今後長い年月を掛けて回復していくだろう。西に対する鳥居山と同様に手頃な遊歩道が多く、トレイルランナーやMTBダウンヒラーにも親しまれている山域だ。
場所 | 展望 | 難度 | 推奨 |
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D-1. 早落城 | ☆☆☆ | ★★ | △ |
D-2. 御殿山見晴台 | ☆☆☆☆ | ★★ | ◎ |
D-3. 大音寺山(横谷城跡) | ☆☆☆ | ★★ | ◯ |
D-4. 大正山 | ☆☆☆ | ★★★ | △ |
D-5. もりの国桜ヶ丘下山口 | ☆☆☆ | ★★ | ◯ |
D-6. 全国殉国学徒英霊慰霊塔 | ☆☆☆ | ★★ | ◯ |
美鈴湖周辺の丘陵を遠望(北西方の岡田伊深から2009年12月撮影, 右奥は鉢伏山)